2018年 06月 11日
ターンテーブルを修理する① |
またも修理ネタです。今回もたいへんですよぉ!
愛用のターンテーブル(LUX PD-444)、最近調子がよろしくありません。インジケーターランプがいつまでたっても点滅を繰り返し続けます。
これってつまり回転が安定しないということなんですね。実際に演奏させると音程が激しく変化して、ちょっと聴いただけで船酔いしそうになります。
このキカイ、ご覧のようにトーンアームを二本実装でき、しかもレコード盤とトーンアームとのジオメトリーが簡単に調整できるようにアームベースがスライド式になっているのです。放送局用のロングサイズのアームが取り付けられるように横幅も広げられています。
もうこんな製品、世界のどこでも作っていません。こうなると有形文化財ですな。
でも40年前の製品です、メーカーが修理を引き受けてくれる可能性は低いでしょう。仮に修理可能だとして、幅が70センチ近く、重量も25キロ以上という超弩級のプレーヤーです。梱包して発送する手間と費用を考えただけでうんざりです。
ここは自分で修理をこころみることにしました。
しかしどうすればいいのか?
インターネットの世界を探索すると信じられないものを発見してしまいました。
1978年の4月26日にLUXアメリカ現地法人のリチャード・カワタニというエンジニアが全米のサービスセンターに発送した指示書です。
どうしてこんなものがアップされているのか?
よくはわかりませんが、当時からこの機種につきもののトラブルだったのでしょう。
とにかく渡りに船です。早速修理に取り掛かります。二本のトーンアームを外し、本体裏面にアクセスできるようオーディオラックとテーブルの間に橋のように据えます。
まず裏面にあるモーターのネームプレートを外せと書いてある。
これですね。
「外す」って、どうやって?(続く)
by domani2015
| 2018-06-11 16:20
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