ニューヨークのハイライン |
久しぶりにさわやかな土曜日の朝です。相変わらず軽いむかつきがありますが…。
左腕の陥没もだいぶなだらかになってきました。
さて今日も元気に脱線します。ニューヨークネタです。
ニューヨークのハイラインってご存知ですか?
もともとは貨物用の鉄道路線として数十年にわたって運用されていたらしいのですが、採算が取れなかったのか1980年ころに廃線になってしまいました。
あとにはビル街を南北に長々と抜ける高架線が、列車を走らせることもなくただそこに存在していました。
こういうの純粋建築っていうでしたっけ?それともただの廃墟?
ところが数年前、それが長大な遊歩道としてよみがえりました。
歩きやすいように板張りにして植栽をあしらったりしたのです。
一夜にして人気沸騰です。
一昨年の暮れ、うちの奥さんと長女の三人でニューヨークを訪れた時に行って(渡って?)みました。
結局ショッピングなどが終わって日が暮れてからの訪問(渡橋?)となってしまいました。
一応写真は撮りましたが、何がどうなっているのか暗くてわからないですよね。
ところでハイラインのわきには至近距離に建つビルディングが結構あります。
廃線が決定してから建てられたものかもしれません。
さて、そんなビルディングの3階くらいのフロアの一室を住まいとしていたとします。
窓の外数メートルの距離には草ぼうぼうの鉄道の高架の残骸。
殺伐たる光景ですが、いつしかそれも生活の一部になっていきます。
ところがある日突然それが観光地と化して、ニューヨーク市民はもちろん世界中からの観光客が至近距離をぞろぞろ行き来するのを目の当たりにするようになった。
昼も夜もです。
特に夜なんか観光客側からも家の中が丸見えです。
あなたならどうしますか?
1.そんなプライバシーの保てないような環境は嫌だからさっさと引っ越す。
2.引っ越しはお金がかかるから、しっかりとカーテンを掛けて対処する。
3.プライバシー?そんなの知ったことか。今までのライフスタイルを変える気はないね。
さすがに3の人はあまりいないんじゃないでしょうか。
でも2と3の中間くらいの人がいるんですね。
線路に面した壁面全体のでっかい窓ガラスのウェストラインだけをスモークにしています。
部屋の中は暖かいのでしょう、冬なのに短パンをはいた女の人が裸足でリビングの中をペタペタ歩き回っているのが丸見えです。
好奇心旺盛な観光客にマンハッタンのライフスタイルを見せつけているかのようです。
大した度胸とプライドですな。
なんだかんだ言って楽しかった。
でもやっぱり日中に行くべきでしょう。
発症当初から今日までの節目になるような診断や治療に関する記事へのリンクを以下に張り付けておきます。
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